AIに仕事を取られない理由
インターネット界隈では、
「AIの発達によって仕事が奪われる」
このようなネガティブな見出しで、記事が書かれていたりするのをよく目にします。
この事を他人事とは思わず、少し気にはしていましたが。。。
先日、とある数学者の方が自身の書籍内で書かれておりました。
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「現在の人工知能(AI)は考えているのではない。人が吹き込んだ「数えきれないほどの情報」の中から「最適な情報を選択」しているだけだ」
と。
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どういうことか。
例えば、
「Hey! Siri(シリィ)」
「OK google!」
皆さんも、一度は聞いた事(言った事)があるんではないでしょうか。
続けて
「今日の天気は?」
「○○な音楽を流して~」
などと続けます。
するとアシスタント(AI)は、間髪入れずに天気情報や音楽を流してくれます。
一方、
「今日の気分は?」
と聞くと
「あいかわらず、いつも元気です」
と返してきます。
すごいですよね~
自分なりに、日々ネットからの情報などを取り入れて、学んでいるのかな~っなんて勝手に想像しちゃいます(^^;
でも、その数学者の方が言われるには、これらはコチラの勝手な想像だったようです。
上記のアシスタント(AI)の説明をされているブログがありました。
そこには
『 Siri(apple社のAIアシスタント) というのは、iPhoneやiPadに搭載された
「話しかけるだけでスマホの操作を代わりに行ってくれるアシスタント機能」である』
と記載されてました。
「スマホの操作を代わりに行ってくれる」という事は、逆に言えば「スマホの操作以外」は行えないということにもなります。
「天気」といえば「天気予報を読み上げる」
「〇〇な音楽」といえば「音楽情報の中の〇〇を流す」
「今日の気分は?」といえば「あいかわらず、いつも元気です~~という文章を読む」
という機械的な作業を行っているだけなのだと(*_*)
試しに
「明日の気分は?」
↓ ↓
「こちらのページが見つかりました」
(明日の気分という単語が入ったホームページの一覧表示)
「では、昨日の気分は?」
↓ ↓
「よく分かりません。」
昨日の気分はどうだったか分からないが、今日の気分は「いつもと変わらず元気!」
なかなかのニンチショーですね(^^;
このようにAIアシスタントは、通常こちらがよく聞きそうなことは用意している(吹きこまれている)が、イレギュラーな事を聞かれたりするとたちまち、「分かりません」だとか「??」な事を返してきます。
ようするに、AIアシスタントなりに考えて答えているのではない。
人間が発した言葉。
正確には「単語」を聞き取り、誰か(製作者?)に吹き込まれた大量の情報の中から「単語」に関連する「文章」なり「アプリ」なりを引き出して読んでいるだけ。。
【こういった場合は、このフレーズを使用しろ!】
この命令を何千・何万通りと覚えさせるのかも知れません。
これが、「AI」の2020年現在の状況なのです。
見方によっては、ここまで進歩してきている事はすごい!! と言えます。
・・・・
ただ、この程度 の知能?というよりは、機械的学習能力ではできる仕事はかなり限られている。
そう思いませんでしょうか。
文字どおりアシスタントとして、自分の隣に置く程度なのかな…と現段階ではそう思います。
まだまだ、AIに仕事はとられそうにはないですよ~⁈
私
「お~い!AI君!」
AI
『はい。なんでしょう?』
私
「そこにある+と-のドライバーを持ってきて~」
AI
『よく分かりません』
私
「うん。そうか。じゃ、自分でとるわ・・・